オススメのアーティスト紹介1
ふと思い立ったので布教記事でも書いてみようかなと思います。ネタ要素排除でやります、ホントにオススメなので。
今回紹介するものはアーティスト(音楽)です。
とりあえず一回聴いてみてください。
"The Helix Nebula"というオーストラリアのシドニーを拠点とするバンドのギタリスト"Stephen Taranto"さんのソロプロジェクトです。
ジャンルはプログレッシブ・メタルで、その中でもDjent(ジェント)というサブジャンルに分類されることが多いですね。ジェントはジャンルなのか?という話もあり、それについて思うことがないわけではありませんが...話がこじれてわかりにくくなるので、ジャンルとして扱います。
上記埋め込みの曲"Throne of the Anxious"はPermanenceという全5曲のEP(ちょっと短めのアルバム)の2曲目で、私はこのEPの中でこの曲が最も好きです。
その中でも一番好きなポイントは5:16からの最後の部分で、神がかり的なメロディのセンスだと思います。何度聴いても圧倒されますね、本当に。
2曲目が一番好きだとは言いましたが、5曲どれも素晴らしくカッコイイ曲で、かつ通して聴くとより魅力が伝わるかと思います。完成されたEP、というのがふさわしいでしょうか。
TarantoさんのYoutubeのチャンネルに全5曲がアップロードされているので、ぜひ聴いてみてください。もし気に入ったのならBandcampやiTunesで購入が可能なのでぜひ。(SpotifyやApple Music、Amazon Music Unlimitedなどのストリーミングサービスにもあります)
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UC63k5cA85Kv3rjAtqUXhnew
Bandcamp:https://stephentaranto.bandcamp.com/
Spotify:https://open.spotify.com/album/7mP1RHt5mcJj5Fy0iuVN3S
ジェントって何?
気になる方もいるのかなと思い、拙いながらも自分が知ってることを書いてみます。間違ってても怒らないでね。
Djentっていうのは、もともとはジャンル名ではなく"ギターの音色の擬音語・ギターの音作り"です。激しいメタルを演奏しているバンド"Meshggah"のギタリストが最初に作った造語とされており、当時はジャンルみたいな使われ方はされていなかった模様です。このバンドは8弦ギターを使い始めたバンドとして知られており、その低い音域のギターが特徴的で、そう呼ばれるようになりました。
音作り的な意味をより深めたのは"Periphery"というバンドの"Misha Mansoor"さんで、この人はギタリストとしてだけでなくプロデューサーや、他バンドのプログラミングの共同作業者(メンバーには含めない)としても活動をしています。そういう仕事の現場で、「この音はDjentだ」とかそうじゃないとか、そういうニュアンスで使っているようです。
Peripheryがメタルのムーブメントの前線に出てきた時期があって(今もそうですが)、その時にSNSなどを中心にDjentという単語が知れ渡り、そこから似たような音像の楽曲に対して使われ始め、ジャンル名にまで発展した...という流れだというのが通説でしょうか。
現在は本来Djentと呼ばれていたような音作りではないにもかかわらず、8弦ギターを使用しているというだけでそう呼ばれたり、あるいは自称するケースも多く、明確な定義はもはや意味を成しません。
でもまぁ...かっこいいならいいよね。
Djentに分類される(ことがある)他のアーティスト
・Animals As Leaders
・Monuments
・Arch Echo
・Distant Dream
・Polyphia
など...。AALは私のお気に入りのバンドです。興味がある方は色々Digってみてはいかがでしょうか。
傾向として、プログレッシブ・メタルやジェントはインストゥルメンタル(歌がない)の楽曲及びアーティストが多いです。また、ジェントはStephen Tarantoのような方向とは違うデスメタル寄りだったりすることもあるので、調べる際は念頭に置いておくとストレスがないと思います。
それでは今回はこのあたりで。
パワー